《フリマアプリ》

《フリマアプリ》

(β君)オークションではないけど、通常より安く購入する方法としてフリマアプリがあるよね。

(α君)ああ、結構みんなやってるみたいだね。最近は知名度が上がってきたのか、ニュースでも、お金を振り込んだのに商品が送られてこないとか、写真の商品と違うものだったけど返品は受け付けなかったなどが報じられていたような。また一方でセドラーと呼ばれる転売目的の人たちが、安く仕入れてプレミア価格で売るといったセドリの温床でもあるとも聞いたことがある。

(β君)なんか聞いていると、負のイメージが多いな笑。でも実際そのような被害が増えてきているのも事実だしね。

(α君)実際は僕も試してみたいけど、なかなか手が出ないというか。やっぱり実際の現物を見て判断できず、写真のみで判断するというのは敷居が高そうな気がして。β君はおすすめのアプリ知ってるん?

(β君)今はメジャーなのはメルカリと新ラクマかな。メルカリはフリーマーケットアプリの中では知名度はかなり高く、売れる可能性が高いのも一つの魅力であるみたい。

(α君)CMでも見たことある。あれって、なんでも出品していいものなの?

(β君)大体は生活用品が多いけど、本当にこんなのが売れるのって考えさせられるのもある。例えば卵の殻やトイレットペーパーの芯も売ることができるは有名な話である。購入者によると卵の殻は砕いてペットフードに入れればカルシウムとして代用でき、植物の栄養材として土に混ぜて使用することもできると言う。またトイレットペーパーの芯は小学生ぐらいの子供の夏休みの工作として使用するとのこと。

(α君)売る方もダメ元で出品してるっぽいけど、買う方も買う方な気がする笑。

(β君)出品する写真の綺麗さや、もし傷んでいる部位があれば優先的に相手に見せる事も大事の一つなんだけどね。あとは、出品する側も大体が24時間以内に売れることが多い事を知っているのか、時間帯を意識して出品することが多い。例えば趣味の用品なら夜の時間帯である午後9時~深夜0時頃、子供服なら午前中など、ニーズのありそうな時間帯を意図的に考えて出品するのもテクニックの一つだと思う。

(α君)確かに、日中は仕事のある会社員の人なら、落ち着いてサイトを見る事の出来る時間ならおのずと深夜帯になるし、専業主婦で子育て中なら日中にサイトを見る事が多いな。なるほど出品側も購入者側の行動を想定して動いているんやな。でもそういえばこういうツールってどのように利益を出しているんだろうね。

(β君)メルカリは販売価格の10%を運営側に支払わなくてはならず、5000円の商品が売れた場合は4500円が売値となる。つまり500円分がメルカリ側の利益になるわけ。特に高額商品ほど運営側に払わなければいけないコストが大きくなるので注意しよう。

(α君)10%なら安いやんと思うかもしれないけど、同じ商品を10点売ったら1点はタダで提供した事になるもんな。そう考えたら、価格の設定もそれを見込んだ額にしないといかんなあ。

(β君)さらに送料も込みの方が売れる可能性は高くなるが、その場合は送料分の儲けが少なくなる。最近は出荷コストを抑えるため、運送会社とタイアップする様にメルカリ便が運用され、誰でも簡単に安く早く相手とのやり取りができるようになったみたいよ。

(α君)まあ、購入者側からすれば余計なコストは極力かけたくないと思うのが普通だと思うな。メルカリ便ってコンビニからでも申し込みが可能らしいね。発券機からラベルも発行できるみたい。前にやっている人見たから知ってただけやけど。それで実際の商品のやり取はどんな感じなん?

(β君)まずサイトで欲しい商品を見つける→購入(入金)する→出品者から購入者に連絡(メール)が来る→出品者から商品出荷の連絡が来る→購入者へ商品が届く→購入者は商品が届いたことを出品者に連絡し、評価をする→出品者が購入者を評価する→完了となる。

(α君)簡単そうやな。

(β君)実際1回やったら簡単やで。それに商品を購入するために振り込んだお金は直接、出品者に渡されるのではなく、メルカリ側で一時的に預かることになる。そのため、万が一に出品者と連絡が取れなくなってもメルカリより返金されるので安心やね。取引が完了次第、出品者のページには、売れた金額が表示される。この金額は現金化が可能だけど、一定の金額以上でないと手数料を取られるので注意が必要だと思う。現金化する前のお金はメルカリ内で管理されることになるよ。

(α君)そういえば、◯◯様専用ってよく見るけどこれ何?

(β君)それは取り置きのことやね。今すぐには買わないけど購入の意思はあるのでもう少しこのままにしといてくださいの意味。こうすれば商品一覧には載っているけど、半ば売約済みのような扱いになり、他の購入者は手が出にくくなるよね。一応、それを無視して買う事はできるけど、出品者と購入希望者からの印象は良くないよね。もちろんメルカリは暗黙の了解で目をつむっているみたいだけど。メルカリって、出品者も購入者なんだよね。

(α君)一体どういう事?

(β君)さっきも言ったけど、売上金はメルカリ内で管理されるわけで、そのお金で今度は商品を購入する事が出来るからね。専用とする意味は、今度自分が出品している商品が売れる見込みがあるから、その売上金で商品を購入しようとしているから取り置きである専用扱いにしてもらっているのではないかな。

(α君)なるほど、メルカリ内でお金のやり取りをするから、わざわざ現金にしてから商品を購入するため、再度振り込むといった方法をとらなくていいわけね。

 

(β君)フリマアプリは、ほかにもラクマやフリルといった楽天が主催するフリマアプリがあるよ。でも2018年2月26日に両者は統合し新ラクマというサービスに切り替わったけど。もともとは姉妹アプリであり、フリマは女性向け、ラクマは全般的など偏りがあったが、今後はそのような事もなくなるんじゃないかな。もともとどちらかに登録していた旧会員はこの新ラクマにアカウントを引越しすることができるみたい。

(α君)ふーん、じゃあフリマアプリ業界はメルカリと新ラクマが有名なんだね。簡単に言うとメルカリと新ラクマの違いはあるの?

(β君)大きな違いは新ラクマは販売手数料がかからないため、出品者は利益が反映されやすい。もちろん送料込での販売の方が、売れる可能性が高いのはメルカリと同様であるけどね。

(α君)フリマアプリのメルカリ一強の今日、新ラクマとライバル関係を続けていくのか今後の動向も楽しみやね。個人同士で金銭のやり取りを行うのは抵抗があったけど、間に運営が入ってくれていたら安心だね。

(β君)重要なこととして、同時に複数のサイトに同じ製品を出品する事は禁止されており、複数のサイトから同時に買いの連絡を受けた場合不具合が起きてしまう事もあると聞く。

(α君)そうならないためにも念のため複数のサイトで同一人物が同品をアップしていないか確認することも肝要なことだね。